購入に必要なお金のお話編の第一話です。
No.3『購入に必要なお金』です。
実は、
家を買うときには、物件価格以外にもさまざまなお金が必要になります。
本日は、家を買うとき、買った後に、どういうお金が必要になるのかご説明致します。
必要なお金の全体像を把握しておこう
「物件価格」以外にも必要なお金があることをお忘れてはなりません。
家を買うとなると、単純に「物件価格」だけを考えがち
しかし実際には、物件価格以外に、購入手続きにかかる諸費用や、
購入後にかかってくる固定費などがあります。
まずは購入に必要なお金の全体像を、きちんと把握しておきましょう。
■必要なお金の全体図
頭金
頭金は、物件価格のうち、購入時に「現金で支払う分」です。
頭金が0円でも住宅ローンを組むことは可能ですが、
その分住宅ローンの借り入れが増え、毎月返済額がアップします。
一般的はに、物件価格の2割程度の頭金は用意しておきたいと言われています。
住宅購入に関わる諸費用
住宅購入時には、住宅ローンの借入費用や、不動産登記にかかるお金、
家具購入や引越し代金など、さまざまな費用が発生します。
どんなお金が必要になるのか、具体的にチェックしましょう。
■不動産購入取得に関わるお金
申込証拠金(購入代金の一部)
新築マンション等の「購入申し込み」時に不動産会社に支払うお金。申し込みを撤回する場合は返金され、契約に至る場合は手付金の一部となる。10万円程度が一般的。
手付金(購入代金の一部)
売買契約時に売主に支払うお金で、契約を破棄する場合は返金されない。購入金額のおよそ10%程度が一般的で、購入代金の一部に充てられる。
印紙税 売主とかわす売買契約書に印紙を貼る形で支払われる税金。契約金額に応じて金額が変わる。
仲介手数料
中古物件や一部の新築一戸建てなど、仲介会社を通して物件を購入する場合、仲介会社に払う手数料。「物件価格の3.24%+6万4800円」が上限。
登記費用
所有権の保存や移転の登記の際に必要な登録免許税や、司法書士に依頼する場合の報酬。
不動産取得税 不動産を取得した際に、一度だけ支払う税金。
固定資産税・都市計画税
1月1日の不動産所有者に対してかかる税金。日割り金額を売り主に支払うことが多い。
登記費用
不動産登記(所有権の保存または移転など)、抵当権設定登記の際に必要な登録免許税や、司法書士に依頼する場合の報酬。
■ローン契約に関わるお金
諸費用の名称
印紙税
ローン契約書に印紙を貼る形で支払われる税金。契約金額に応じて金額が変わる。
ローン借入費用
事務手数料、ローン保証料、団体信用生命保険特約料、火災保険料などが必要になる。金額は金融機関や、ローン商品によって異なる。
■その他の費用
諸費用の名称
修繕積立基金
新築マンションを購入する際に支払う。首都圏の平均は、41万8086 円。
水道負担金
一戸建てを購入する場合など、新たに水道を利用する際に必要になる場合がある。自治体によって、必要かどうかや金額も異なる。
引越し費用
現在の住まいから新居に引越すための費用。間に仮住まいの期間が発生するなら、その分の費用も必要になる。
家具購入費用
新居の購入にあたっては、家具や家電などを新たに購入したり、買い替えたりするケースが多い。
必要な諸費用に目安はある?
マイホーム購入の諸費用の一般的な目安は以下の通り。ただし、実際の金額は、購入物件やローン商品によって異なる。正確な金額が知りたい場合は、不動産会社の担当者に聞いてみよう。
新築マンション 物件価格の2.5%~5%
中古マンション 物件価格の5%~8%
一戸建て 物件価格の6%~10%
4000万円の新築マンションで、100万~200万円。これに加えて、引越し費用や家具購入費用などが必要になる。
購入後にかかるお金
住宅ローン返済
住宅ローンの返済は、家を買った後、返済終了まで支払い続けます。
ちなみに住宅ローンの返済期間は最長35年が一般的。
この範囲内で、自分のライフプランに合った期間を選択できますが、
20年~35年の長期間となる人が多いようです。
住まいの維持・管理費用
家を買うと住宅ローンの返済以外にも、維持管理が必要です。
特にマンションを購入する場合には、毎月管理費などを払う
ことになるので注意が必要です。
■すべての物件タイプにかかる諸費用
費用の名称
固定資産税・都市計画税 マイホーム等、所有する不動産にかけられる市町村税。毎年1月1日時点の所有者に4月に通知。納税は6月(年4回分納可能)。固定資産税について、新築住宅は5年間の軽減措置あり。
■マンションにかかる諸費用
費用の名称
管理費
マンションの共用部分の清掃や、設備の管理、管理会社への支払いなどに充てられるお金。首都圏新築マンション平均1万5324円。
修繕積立金
マンションの大規模修繕に備えて毎月積み立てるお金。積立金額が不足すると、修繕時に一時金が必要になることもある。首都圏新築マンション平均6320円。
駐車場代など
駐車場を契約する場合には駐車場代が必要です。
そのほか、専用庭やルーフバルコニー付きの住戸の場合、
その使用料が必要になります。
一戸建ての場合も、修繕リフォーム費用は必要
一戸建ての場合、マンションのように管理や修繕のための定期的な支払いがなくて良い。
と考えておられる方もいらっしゃいますが、長い目で見れば修繕費用は必要です。
例えば、キッチンやお風呂などの水まわりの交換には200万~300万円ほどが必要。
外壁や屋根の修繕にも、100万~200万円の費用がかかる。
10~15年程度の周期でまとまったリフォームに対応できるよう、
購入時からきちんと備えておく必要があります。
今回の『購入に必要なお金のお話』でした。
次回は自分の購入できる金額を知っておこうです。
お楽しみに
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