購入に必要なお金のお話編の第二話です。
No.4『理想のマイホーム予算を考えよう』です。
マイホームの購入予算は、家選びをする第一ステップです。
自分が「買える金額」を計算してみましょう。
買える額は、「頭金+住宅ローン借入額」で決まります。
買える金額の計算方法
頭金として使えるお金を把握しよう
「貯金を全額頭金に」してはいけません
頭金は少しでも多いほうが、
今ある貯金をすべて頭金にしてしまうのはNGです。
病気による休職など、いざというときに必要な
「生活予備費」と、車の買い替えなど近い将来
必要な「将来への貯蓄」を手元に残しておきた
いからです。
つまり、
頭金 =
貯蓄 - (購入諸費用 + 生活予備費 + 将来への貯蓄)
生活予備費について
一般的には、「生活予備費」は会社員であれば生活費
の3~6カ月分程度と言われております。家計を支える
大黒柱の病気やケガなど、万が一のことが起こった場
合の備えとして残しておいた方が健全です。毎月の生
活費がいくらかかり、どのくらいか手元に残すかは、
生活スタイルによって大きく変わります。よく考えて
決定してください。
住宅ローン借入額は「返せる金額」を基準にしてください。
現在の年収から住宅ローンの「借入可能額」をチェックしてみてください。
一般的に住宅ローンの年間返済額は、年収の25%以内が安心ラインと言われています。
(あくまでも一般論です。弊社ではお客様に合わせた返済プランをご提案させていただいております)
広島不動産.comの物件詳細ページからも、簡単なデータ入力で「買える金額」のシミュレーションができます。ぜひ参考にしてみてください。
シュミレーションページ
■年収からみる借入額の目安表
税込年収 借入額(目安)
300万円 1880万円
400万円 2510万円
500万円 3140万円
600万円 3770万円
700万円 4400万円
※返済負担率(年間返済額が年収に占める割合)25%、
住宅ローン金利2%、35年返済、元利均等、ボーナス時
加算なしの条件で試算しております。
なお、同じ年収でも家族の人数やライフスタイルにより、
返済できる額はそれぞれ違うはずです。そこで次は、自分
が返済できる額から借入額を計算する方法を紹介しよう。
今の家賃を目安に住宅ローンの「借入可能額」をチェックしましょう
住宅ローンの借入額は、自分が毎月返済できる金額を
もとに決めると安心です。例えば、住宅ローンの毎月
返済額が現在の家賃と同じなら、今まで通り無理なく
支払いができるはずですよね。ただし、マンションは、
住宅ローン返済のほか、管理費や駐車場代なども支払
うことになるので、その分を家賃から引いた金額を毎
月返済額にする必要があります。このほか、現在マイ
ホーム購入のための貯蓄などをしていて、家の購入後
に返済に回せるなら、その分を家賃に足した額を毎月
返済額と考えられます。
現在の家賃 月々支払額 現在の家賃+2万円
7万円 2110万円 2710万円
8万円 2410万円 3010万円
9万円 2710万円 3320万円
10万円 3010万円 3620万円
11万円 3320万円 3920万円
12万円 3620万円 4220万円
13万円 3920万円 4520万円
14万円 4220万円 4830万円
15万円 4520万円 5130万円
※住宅ローン金利2%、35年返済、元利均等、ボーナス時加算なし
の条件で試算しています。年収等の条件により表記金額を借りら
れないケースもあります。